割れない風船てあるの?風船が割れる理由と対策
風船が大きく膨らんでゆくのを見ると、ハラハラするという人も多いのではないでしょうか? 風船=「割れるもの」というイメージありますよね。ところが、バルーンアートを作る人は、風船を自由自在にねじって様々な形を作りますが、割れることはあまりありません。バルーンアートに使われているのは、割れない風船なのでしょうか?
風船が割れる理由
バルーンアートに使う風船も、普通の「割れる」風船です。一般的に、絶対に割れない風船はありません。バルーンアートで風船が割れないのは、割らないためのちょっとしたコツを知っているからです。
風船が割れる主な原因
割れない風船はありませんが、風船の割れる理由を知って、割れないように気をつけることはできます。風船の割れる主な原因としては、次のようなものが挙げられます。
- 空気の入れ過ぎ
- 作業する環境
- 外からの刺激や化学反応
- 日光
- ゴムの劣化
割らないための工夫
空気を入れ過ぎないために
空気を入れる前に風船を手で何度か伸ばす光景見たことないですか? そうすることで、一部分にだけに空気が入り過ぎるのを防ぐことができます。特に気温の低いとき、ラテックスバルーンは硬く伸びにくくなっています。そのまま膨らませると割れやすいので、暖房の効いた部屋に置くなどして、柔らかく伸びやすい状態にしましょう。
空気を入れた後、少しだけ空気を抜くようにします。空気がパンパンに入った状態だと、ねじったりする動作で割れることがあります。バルーンアートを作るときは、ねじる回数などを考えて、あらかじめ空気の量を計算しています。
作業する場所を考える。
風船は気温が上がると膨張していきます。その為、膨らませた風船を高い熱を発する電灯や暖房器具に近付けると割れるリスクが増します。 風船にとって、静電気も天敵です。フローリングの床よりもじゅうたんの床のほうが静電気が起きやすい為、風船を床にこすってしまって割れたということもあります。 これに加えて冬場は湿度が低く、乾燥する為、静電気がより発生しやすいといったことなどにも注意が必要です。
刺激や化学反応を避けるために
油性ペンでバルーンに文字を書くと、油性ペンの溶剤(シンナー・ラッカー)がバルーンのゴムを溶かして割れることがあります。水性ペンで書こうとしてもインクがはじかれてしまうので、風船に文字や絵を描くときは、アルコール系の油性ペンを使用しましょう。「風船用ペン」として売られているものもおすすめです。
ラテックスバルーンは他の風船に較べて、繊細で割れやすい性質をもっています。「割れないこと」を優先して使うには、フィルム製のバルーンやビニール素材のバルーンが適しています。
日光対策
風船を保管するときは日光を避けて、暗く涼しいところにおきましょう。とりわけラテックスバルーンは光に弱いので、直射日光の当たる戸外の装飾などに使う場合は、ラテックス以外のバルーンが適しています。
ゴムを劣化させないために
ラテックスバルーンはできるだけ新しいものを使うように。暗く涼しい場所で保管し、長期間保管しないことも重要です。ラテックスバルーンの表面についている粉はゴム同士を貼りつかせないためにつけられているので、取れた状態で保管すると、ゴム同士が張りつくので注意が必要です。
それでも、割れることはあります
上記のような対策をすれば、ある程度は風船が割れるのを避けることができます。空気を入れ過ぎないように気をつければ、破裂もひどいものにはなりません。それでもやはり、風船は割れるものです。割れる儚さも風船の魅力と捉え、そのドキドキ感を楽しみましょう。
尚、当社でも取り扱っている「クオラテックスバルーン」は、数あるゴム風船の中でも厚みがあり丈夫、本番で失敗出来ないバルーンパフォーマーの間で世界的に愛用されているブランドです。
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