初めてでも簡単。ヘリウムガスの使い方解説
風船は、フワフワと空中に浮かぶことが大きな魅力ですが、そのためにはヘリウムガスを使う必要があります。
ヘリウムガスというと、バルーンショップなどにある大きなボンベを思い浮かべて、素人には扱いが難しいと思う方もいるかもしれません。しかし、近年では家庭用のヘリウムガスも多数販売されており、正しい使い方と注意点を守れば、安全に楽しむことができます。
ここでは、ヘリウムガスの使い方についてご紹介します。
ヘリウムガスボンベの使い方と注意点
イベントやパーティー、企業販促などでヘリウムガスを使いたい場合は、バルーン専門業者からガスボンベをレンタルするのが一般的です。
ガスボンベは、さまざまな容量のものが揃っていますので、どれくらいのヘリウムガスが必要なのか、概算を出してからレンタルしましょう。
ヘリウムガスボンベの使用目安
※一般的な中型のゴム風船(9インチ・直径23㎝)を膨らませるのに必要なガス量10ℓで計算しています。
500ℓ・・・風船約50個を膨らますことが可能です。個人宅のパーティーに便利なサイズ
1500ℓ~2000ℓ・・・風船150~200個 ミニイベントや小規模なバルーン装飾に最適
3000ℓ~4500ℓ・・・風船300~450個程度 結婚式の飾りつけや、文化祭のバルーンアートなどに最適
6000ℓ~7000ℓ・・・風船600~700個程度 人数の多いイベントや、大掛かりなバルーン装飾などに最適
ガスボンベのほかに、注入器が必要ですので、合わせてレンタルしてください。多くの場合はボンベとセットになっています。
また、ガスボンベは3,500ℓで約24㎏、7000ℓで55㎏とかなりの重量なので、専用のキャスターがあると運搬の際に便利です。
使い捨てヘリウムガスタンク(バルーンタイム)の使い方と注意点
ホームパーティーや個人でバルーンアートを楽しむ場合には、タンクを返却しなくてもいい使い捨てのヘリウムガスタンク「バルーンタイム」が便利です。
120ℓ、230ℓ、400ℓと3つの種類があり、数回に分けて使うことが可能です。400ℓのもので9インチのゴム風船を40個程度膨らませることができます。ボンベも軽量なので、女性でも手軽に扱うことが可能です。
ヘリウムガスタンクを火に投入したり、高温になる場所に長時間放置したりすると、ガスが膨張してバルブから吹き出すことがあります。冷暗所に保管し、早めに使い切りましょう。
使用済みのタンクは、各自治体のゴミ処分規定に沿って、適切に処分してください。
ヘリウム缶の用途・注意点
もっと少量のヘリウムガスで良い場合は、手軽に使える缶入りのヘリウムガスがおすすめ。1缶で15インチ(約38㎝)のフィルムバルーン1つを膨らませる程度の容量で、圧力が足りないためゴム風船は膨らませることができません。
そのため、しぼんできたフィルムバルーンにヘリウムガスを補充することが主な用途となります。
ガスというと、「引火性が高い」、「爆発の危険性」などといったイメージがありますが、バルーン用のヘリウムガスは、引火や爆発することはありません。
正しい使い方と注意点に守って使用すれば、とても安全性の高いガスですので、パーティーの盛り上げ役として、ふわふわと浮かぶバルーンアートを取り入れてみてはいかがでしょうか。