風船の保存方法は?
バルーンアートやバルーンデコレーションを楽しんだ際に、風船(ラテックスバルーン)が余ってしまったら、どのように保存しておけば良いのでしょうか。無造作に袋に詰め込んで保管する人が多いようですが、その方法は実はNG。劣化を早める原因にもなりかねません。 ここでは、風船の保存方法と注意点についてご紹介しましょう。
ゴム風船は劣化します
「ゴム風船は食べものと違って悪くならない」と思っていませんか?確かに食品のように腐敗したりはしませんが、風船はゴムの木という植物の樹液で作られているので、放って置くと徐々に劣化していきます。
風船は劣化すると伸張性が失われて硬くなってしまい、空気やガスを入れる際に膨らみにくくなり、膨らませる途中で割れてしまうことも。
保存する時は気をつけて!ゴム風船の保存方法
ゴム風船は熱と紫外線に弱いので、直射日光が当たるような場所に放置するのは厳禁。日光に当たると、どんどん劣化が早まります。
また、風船は空気に触れることでも劣化しますので、密封できる袋やケースなどで保管するようにしましょう。
風船の保管場所としては、涼しく暗い所がおすすめ。納戸や倉庫など、温度変化が少ない場所が最適です。
量が多い風船のおすすめ保存方法
大量の風船を保管する際に、袋にぴっちり詰めて長期保存すると風船同士が貼りついてしまう場合があります。
量が多いときは、袋ではなく大きさに余裕のあるケースに入れて保管しましょう。ケースの中に脱酸素剤を入れるのも有効です。
ケースが透明で光を通す場合は、黒いテープなどで遮光します。また、風船を折りたたんだまま長期保存すると、曲がった部分が硬くなる場合があるので注意が必要です。
一度膨らませた風船は保存できる?
一回膨らませたゴム風船は、ゴムが伸びてしまっていることが多く、保存して再利用することは難しいと言えます。イベントなどで使った風船を思い出として取っておく方もいると思いますが、再度膨らませると破損する恐れがあることを覚えておきましょう。
ゴム風船の保存期間どのくらいまで大丈夫?
食品などと違い、ゴム風船には明確な使用保証期間がありません。一般的に、直射日光や高温を避けて保管すれば、半年~1年程度は問題なく使えると言われています。
とはいえ徐々に劣化するものなので、購入した風船はできるだけ早く使いきりましょう。古い風船は伸びが悪く、割れる確率も高くなってしまいます。
そのため、バルーンアートに用いる風船は、特に劣化に気をつけなければなりません。パーディーなどで披露する際は、新しいものを使用することをおすすめします。
正しい方法で保管していても、ゴム風船の劣化を完全に防ぐことはできません。良い状態のゴム風船を使いたいのなら、あまり長期保存をせずに1年以内に使い切れる程度の量を購入するのがおすすめ。
また風船を購入する際は、店頭に商品を長期間放置しているようなショップは避けた方が良いでしょう。
状態の良いゴム風船を使って、バルーンアートやデコレーションを存分に楽しんでください。