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風船がもたらすリハビリ効果!

風船がもたらすリハビリ効果!

高齢者や障がい者のリハビリに、風船が使用されていることをご存知ですか?風船を使ったゲームは遊びとして楽しく、子どもはもちろん大人やお年寄りも抵抗なく自然に身体を動かすことができると言われています。 今回は、気軽にできる風船を使ったリハビリ方法についてご紹介しましょう。

デイケア施設でも大人気風船バレーのリハビリ方法

風船を使ったリハビリには、どのようなものがあるのでしょうか。デイケア施設や老人ホームでは、レクリエーション運動として集団で風船を使ったバレーボール(円陣パスなど)を行っています。
円陣パスは学生時代に楽しんだ経験を持つ人も多く、高齢者にも人気の高いレクリエーション。リハビリをしていることを意識せずに、楽しく運動することができます。

 

また、認知症ケアや障がい害のリハビリの場合は、リハビリをする人の状態に合わせて風船の大きさや浮力を調整したり、対象者と介護者が1対1で行ったりすることが多いようです。

風船を使ったリハビリは、「ゆるやかな落下」と「色」がポイント!

ゆるやかな速度で落下する風船は、素早い動きができない高齢者でも反応することが可能。打ち返すことで達成感が得られるため、運動することにいっそう前向きになれます。
また、カラフルな風船が明るい気分を引き立て、カラーセラピーの効果も期待できると言われています。

リハビリに最適な風船は?

使用する風船は、リハビリを受ける人の状態に合わせて使い分けられています。ポイントとなるのは次の3点。

  • 風船の大きさ(直径)…大きければボールに手を当てやすい。
  • 風船の色…ボールがはっきり見える
  • 風船の落下速度…ボールが落ちる前に手を出せる

お年寄りや障がいのある人は、刺激に対する反応が遅く、打とうとしても思うようにボールに手が出ないことがあります。介護者は、リハビリを受ける人の運動能力を考えてサイズ、色、落下速度を調節し、運動を誘発しやすい風船で行います。

サイズは普通(直径20㎝)、大きめ(直径40㎝)、特大(直径80㎝)など。
落下速度に関しては、風船をどのくらいのサイズに膨らませるかによって変わります。また、通常の風船でリハビリを行うことが難しい人には、風船にヘリウムガスを使用して、非常にゆっくり落下するように工夫することもあります。

バルーンアートでいきいき脳に刺激

手先を使う手芸や工作が、脳の老化防止に役立つことはよく知られています。同じように、バルーンアートも手先をこまかく使うので、効果が期待されています。
風船をひねってさまざまな形を作り出すバルーンアートは、想像力を刺激する遊び。割れないようにバルーンをひねることは、適度な緊張感を生み出して集中力を高めます。

 

リハビリも老化防止も、楽しんで取り組むことが何より大切です。ハッピーで色鮮やかな風船には、人を笑顔にする力があります。楽しみながら、効果が期待できるリハビリ方法として、風船を使用してみてはいかがでしょうか。

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