風船の色はシーンによって使いわけよう
風船(バルーン)の鮮やかなカラーをもっと効果的に使いませんか?色は、人の気持ちに影響を及ぼすとされています。バルーンオブジェを作るときや、空間をデコレーションするときに、カラーリングの基本を知っていれば、雰囲気にぴったりの風船を選ぶことができます。 ここでは、シーンに合わせた風船の色使いについてご紹介します。
明るく元気な雰囲気にしたいとき
元気な雰囲気を演出したいときは、「ビタミンカラー」がおすすめ!「ビタミンカラー」とは、フルーツや野菜を思わせる、健康に良さそうな色合いのこと。
オレンジ、レモンイエロー、パプリカレッド、ピーチなどの暖色系が主ですが、レタスグリーン、アクアブルー、グレープなど、明るい寒色系もあります。色数を絞ると統一感が出て、色数が多いとにぎやかさが出せます。色数を多くする場合は、バラバラな印象にならないようにトーン(色調)を揃えるのがポイントです。
出産のお祝いなど、「元気」に「可愛さ」をプラスしたい場合は、「パステルカラー」が好適。ビタミンカラーより淡く、ペール(薄い)で優しい印象に。パステルカラーはインナーバルーン(透明な風船の中に入れる風船)にすれば柔和に、パール系にすればポップにアレンジできます。
エレガントにしたいとき
シルバーエイジのお祝いや熟年夫婦の結婚記念日など、大人びたエレガントさが欲しいシチュエーションには、ゴールド系のバルーンアレンジがおすすめ!
ゴールドを使用した色合わせには、ちょっとしたコツがあります。ゴールドには暖色系のゴールド(赤金)と、寒色系のゴールド(青金)があるので、色の寒暖を揃えます。ブラウンやワインレッドには暖色系のゴールド、紺やモスグリーンには寒色系のゴールドを合わせれば、落ち着いてエレガントな雰囲気に仕上がります。
ゴージャスにしたいとき
結婚式や周年記念のお祝いなど、華やかでゴージャスな場面には、キラめくパール系の風船がベストマッチ。パール系のパステルカラーは、華やかさの中に清潔感もあるので、初々しさが好ましい結婚式にぴったりです。
一方、濃色のパール系はゴージャスさに重厚感が加わります。時を重ねた周年記念のお祝いや、アッパーミドルが主役のパーティーのデコレーションにおすすめです。
クールなイメージにしたいとき
男性が主役のパーティーや、会場をクールなイメージに仕上げたいときは、思い切ってモノトーンでまとめるとシャープな印象に。
無彩色と呼ばれる、白から黒までのグラデーションカラーに、シルバーを加えます。気をつけないと地味になってしまうので、同じ黒でも光沢とマットを組み合わせるなど、ニュアンスの違いを出すのがポイント。
モノトーンコーデに、テーマカラーの差し色をプラスするテクニックも効果的です。
色数の豊富な風船は組み合わせ方を間違えると、ただ雑多に色が混じったアレンジになってしまいます。
色の組み合わせに迷うときは、「足し算よりも引き算」。色数を少なく、1つの色のグラデーション(濃淡)にまとめれば、統一感が出せます。少ない色から始めて、段々とアレンジする色数を増やしていきましょう。